この記事では、更新プログラムKB5065426の更新内容について解説していきます。
更新プログラムKB5065426は、8月末に任意でインストールできたKB5064081の一部と、セキュリティの更新プログラムが含まれています。
この更新プログラムはインストール必須となっていて、「更新の一時停止」を行わない限り、自動的にインストールされます。また、この更新プログラムの内容は、追加機能や修正内容が「段階的な展開」と「通常展開」に分かれています。
「段階的な展開」では主に新機能が含まれています。ただし、使っているPCの種類、住んでいる国や地域によっては更新プログラムをインストールしてもすぐに反映されず、新機能が使えるようになるまで時間がかかることがあります。
一方「通常展開」では、主に既存の不具合を修正する内容となっていて、更新プログラムをインストールするとすぐに反映されます。
まずは「段階的な展開」の内容を解説します。
「段階的な展開」の更新内容は全部で11項目あります。
- アプリを開いている場合、タスクバーのアイコンにカーソルを合わせるとプレビューが表示されますが、プレビュー画面上でマウスをドラッグするとプレビューが機能しなくなる不具合が修正されました。
- フォルダのプロパティで、ファイルへのアクセスがブロックされるのを解除する設定を有効にしていても、この設定が正しく反映されないことがあった不具合が修正されました。
- サインインオプションから顔認証、指紋認証、PINなどのサインインする方法を設定しようとすると、設定画面がクラッシュすることがあった不具合が修正されました。
- ファイルやテキストなどをCtrl+Cでコピーした後に中国語を入力しようとすると、最初の文字が表示されないことがあった不具合が修正されました。
- テキストの入力機能に関わるファイル(textinputframework.dll)が原因で、メモ帳や付箋などの特定のアプリがクラッシュしていた不具合が修正されました。
- デバッグツールに関連するファイル(dbgcore.dll)が原因で、explorer.exeを含む特定のアプリ(エクスプローラーなど)がクラッシュしていた不具合が修正されました。
- ユーザやサービスを認証するためのプロトコル(Kerberos)が原因で、共有ファイルにアクセスしようとするとクラッシュしていた不具合が修正されました。
- ログイン時にしばらくの間、空白画面やお待ちくださいの画面が表示されることがあった不具合が修正されました。
- ミラキャストを使用時に、最初に音だけが再生されたのち停止することがあった不具合が修正されました。
- 特定の条件でオーディオ機能が停止して、音が再生されなくなることがあった不具合が修正されました。
次に「通常展開」される内容を解説していきます。
「通常展開」の更新内容は全部で7項目あります。
- 一部のシステム回復機能が正常に動作しない不具合が修正されました。
- バックアップするアプリを使って大きいサイズのファイルをバックアップすると、メモリを使い切ってしまうことがあった不具合が修正されました。
- 「以前のバージョンのMicrosoftIMEを使う」がオンになっている状態で、タッチキーボードを使って入力できなくなることがあった不具合が修正されました。
- ARM64のPC環境で、アプリのインストール速度が本来よりも遅くなる不具合が修正されました。
- AutoCADやOfficeなどのアプリを起動するとユーザーアカウント制御(UCA)が表示され、管理者権限を持たない標準ユーザがそのアプリを使用できなくなっていた不具合が修正されました。
- かな入力や半角英数字入力など一部の入力方法を行った時に、特定のアプリで一時的に文字入力できなくなる不具合が修正されました。
- 「OBS Studeio」などネットワーク経由で映像や音を転送する所謂「配信アプリ」で、映像や音が途切れたり遅延することがあった不具合が修正されました。
以上が、今回の更新プログラムKB5065426の更新内容となります。
管理人今回は以上となります。お疲れ様でした。
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