Microsoftは2月27日(米国時間)、「Windows processor requirements Windows 11, version 24H2 supported Intel processors|Microsoft Learn」において、先日更新したWindows 11バージョン24H2のサポートCPU一覧に誤りがあったとしてこれを訂正しました。

Windows processor requirements Windows 11, version 24H2 supported Intel processors
This specification details the Intel processors that can be used with Windows 11, version 24H2 customer systems that inc...
変更を訂正
前回の更新ではOEM(Original Equipment Manufacturing)向けサポートCPU一覧において、第8世代、第9世代、第10世代のIntelプロセッサを対象外としました。

【Windows 11】Microsoftが Windows 11 24H2 からIntel 第10世代CPUまでをサポート外に変更
Microsoftは2024年10月にWindows 11の最新バージョンであるWindows 11 24H2の配信を開始しましたが、そのサポート資料で正式対応するCPUのモデルなどは明らかにされていませんでした。しかし、数日前にMicrosoftではこのサポート資料を改定し、長らく明らかにされていなかった対応CPUのリストを更新しましたが、この中で今までサポートされていたIntelの第8世代から第10世代CPUのノートPC向けならびにデスクトップ向けCPUのサポートが打ち切られることが明らかになりました。

【Windows 11】Windows 11 24H2 でIntel 第10世代までサポート対象外となったのは新規のOEM製PCのみ。既存ユーザーは問題なく使用可能
Windows 11 24H2のサポート資料で今までサポートされていたIntelの第8世代CPUから第10世代CPUが、サポートされたCPUからごっそり消された件についてですが、サポート資料によると新たにIntelの第8~第10世代CPUを搭載して製造されるOEMに関してはWindows 11 24H2を組み込んで使用することはできないものの、既存のユーザーに関してはWindows 10やWindows 11 23H2などからWindows 11 24H2へのアップデートは問題なく行えるとのことです。
そのため、Microsoftが古いIntelプロセッサを廃止したと誤解を生む情報が出回り、一部ユーザーを動揺させるに至りました。
このサポートCPU一覧はOEM企業向けの情報で、新製品をリリースする場合に使用を許可するCPUの一覧を示しています。
つまり、訂正がなかったとしても一般ユーザーに影響することはないのです。
Microsoftは今回の訂正発表において、前回の更新で正確な提供内容が反映されていなかったと説明しました。
前回サポート対象外としたCPUをサポート対象に追加しました。
この訂正によりOEM向けサポートCPU一覧も従来と同じ状態に戻され、不安は取り除かれた形になります。
なお、Microsoftはこれまでのところ誤情報を公開した原因について明らかにしていません。
一般ユーザーには影響しない問題だが、OEM企業には少なからず影響があったと推測され、再発防止が望まれています。

管理人
今回は以上となります。お疲れ様でした。
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