この記事では、更新プログラムKB5060829で発生・報告されている不具合について解説していきます。
KB5060829で発生・報告されている不具合
先日からインストール可能になったプレビュー版更新プログラムKB5060829で、現在発生・報告されている不具合は次の通りです。
- エラーで更新プログラムがインストールできない。
- 更新後、正常に起動できなくなる。また、更新後から頻繁にブルースクリーンが発生するようになる。
- DolbyVision対応ディスプレイでHDRが機能しなくなる(有効にならない)。
- 更新後、電源プランを変更していないのに、一部のCPUでアイドル時や負荷時の挙動が安定しなくなる。
- ゲームを全画面でプレイ中にAlt+Tabを使って画面(ウィンドウ)切り替えを行うと、元々設定していたゲームの解像度が変わったり、マウスの挙動がおかしくなる。
- 「イベントビューアー」に、セキュリティが強化されたWindows Defenderファイアウォールの、後世の読み取りに失敗のログが検出されるようになる。
Windows Defenderファイアウォールというのは、Windows 11に標準で搭載されていて、ネットワークからの不正なアクセスや通信を監視・ブロックできるセキュリティ機能です。
ファイアウォールの構成読み取り失敗ログですが、あくまでも失敗のログがでてしまうという不具合で、ファイアウォールの動作自体には問題なさそうです。試しに特定の通信をブロックできているか、ICMPエコー要求設定でpingによる動作チェックを行ったところ、正常に動作していました。
これまで挙げた不具合が全てのPCで発生するわけではありませんが、もし、更新した後にこれらの不具合やその他不具合が発生して、PC作業に支障が出てしまう場合には更新プログラムをアンインストールしておきましょう。
更新プログラムのアンインストール方法
更新プログラムをアンインストールするにはWindows Update画面から「更新の履歴」をクリックします。
画面下へスクロールしていき「更新プログラムをアンインストールする」をクリックします。
KB5060829の項目右側にある「アンインストール」をクリックします。
※画像はKB5053598と表示されていますが、KB5060829と読み替えてください。
確認ダイアログが表示されるので、もう一度「アンインストール」をクリックします。
アンインストールが開始するので、完了するまでしばらく待ちます。
再起動後に不具合が解消されたか確認してください。
以上がKB5060829で発生・報告されている不具合と、アンインストールの方法になります。
管理人今回は以上となります。お疲れ様でした。
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